市民メッセ2015出展のパネル内容
2015年9月26日・27日の市民メッセで展示したパネルの内容をお知らせします。
■ホールの建設準備基金は6億円超に
市の広報などでも公表されているとおり、文化施設整備基金には、2014年度末時点で、すでに6億円を超える資金がプールされています。市は2015年度にも積み増しする計画です。

頭金が25%あれば、残りの75%は借入金で建設開始できるという原則に当てはめれば、総額25億円のホール建設なら、すぐにでもスタートできる態勢にあるわけです。

親水広場が、千葉県から我孫子市へ移管されました。水の館と連結したホールとして建設すれば、ギャラリーやリハーサル室、各種会議室として利用できるため、大ホールのみを25億円で建設するという選択肢もあるのです。

基金をあと1年2年積み増ししていけば、総額35億円から40億円という、単独でも充分なレベルのホールを建設できます。市民会館再建は、かなり現実的な段階に入ってきているといえます。

駅から遠い・・音響がよくない・・などと言われながらも、我孫子市民に多くのイベントを提供してくれた市民会館は、2007年3月で閉鎖されました。

我孫子駅南口の「けやきプラザ」のふれあいホールは550席しかなく、オーケストラ演奏など大きな規模の催しは困難です。千人規模の文化ホールを早く再建しましょう。
■若い世代が去っていく我孫子市
我孫子市の人口は、2011年をピークに減少傾向にあります。
特に20代・30代に、我孫子を去っていく傾向が大きく見られます。健康寿命が伸びていますから、高齢化率が高くなるのは我孫子に限りませんが、若い世代の人口そのものが減り続けるのは、どういうことでしょうか。

大きなコンサートイベントがない、特別快速電車は止まらない…我孫子市は若い世代にとって、魅力のない町になってきているのかも知れません。

我孫子市将来人口推計報告書(2013年9月公表)による、
世代別の転入・転出人数の比較(2011年4月〜2013年3月)
合唱団とオーケストラのコラボは、大きなホールがないと困難です。
小中学校の音楽祭は、柏市や龍ヶ崎市のホールを借りなければ、保護者が参加できません。

成人式は午前・午後に別れて、同じことを2回やっている状態です。

市民フィルはふれあいホールを2日間使い、500人ずつで開催していますが、利用料金が2倍かかってしまいます。
■建設候補地の7か所を比較検討
・我孫子市が文化交流拠点施設整備調査研究において比較した、7か所の建設候補地。(2014年10月公表)
市では新文化ホールを、「さまざまな交流やにぎわいを創出する」文化交流拠点と位置づけ、当初の3つの候補地、@高野山新田エリア、A下ヶ戸・岡発戸エリア、B中里新田エリアに4つを加え、C気象台記念公園、D我孫子市役所、E天王台西公園、F手賀沼公園の計7か所を候補地として、多角的な観点から調査検討を行い、「我孫子市文化交流拠点施設整備調査研究業務報告書」として、2014年10月に公表しました。

この報告書によると、@高野山新田エリア(親水広場周辺)の評点が最も高く、次いでA下ヶ戸・岡発戸エリア(NEC・川村学園女子大から東方面の水田地域)であるとしています。 ※市として建設地を決定したわけではありません。
・2008年の市民活動フェアで実施したパネルディスカッション「言わせてもらおう!新市民会館」。会場の全員に建設候補地を質問したところ、やはり親水広場周辺の評価が一番高かった。(この時点での候補地は3か所)

・候補地として評価点が最も高かった、手賀沼親水広場周辺。水の館屋上から東方向を見る。
写真の左は鳥の博物館。
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